お知らせ


 このたび「コーヒーサロンはら」を5月末日をもって閉店いたしました。

 喫茶店として営業を始めて56年の長きにわたってコーヒーと音楽と日本フイルにお付き合いいただきましたことに深く感謝申し上げます。


「大牟田日本フイルの会」は近くに移転いたしました。

 新しい事務局は、元の場所と同じ通りの曲がり角、イタリア料理<nido(ニド)>の2階です。

〒836-0046 福岡県大牟田市本町1-2-13 タツミヤビル2F


例年通り、事務局にも良いお席のチケットを準備しています。


2019年10月

大牟田日本フイルの会 事務局長 上野 由幾恵

第46回九州公演についてのお知らせ

特別演奏会 with 九州 ~第46回日本フィル九州公演~

東京公演のライブビューイング&ライブ配信実施】

日本フィルは1975年以来、市民の方々による実行委員会との協働により、九州全7県でツアーを開催しております。今年度は、新型コロナウィルス感染拡大が収束しないなか、日本フィルと地域の実行委員会で組織する《日本フィル九州公演連絡会議》にて、開催の可能性を慎重に協議・検討してまいりました。

その結果、実行委員会が集まって活動を行うことができず、公演の準備に不安がある地域が多いこと、感染の状況がいまだ好転しない地域があること、そして何より市民の皆さまの安全と感染拡大の防止が今は最も重要であるとの結論に至り、たいへん残念ですが2021年2月に計画していた2週間に及ぶ例年通りの九州公演は開催不可能と、日本フィル・日本フィル九州公演連絡会議双方で判断をいたしました。

しかし、歴史ある九州公演の灯を消さないために、本来なら九州で演奏する予定であったプログラムを生かし、東京都内で指揮に藤岡幸夫さん、今年度出演予定であった話題のピアニスト藤田真央さんを迎えて特別演奏会を開催することといたしました。大分と長崎ではライブビュ―イングを実施し、またライブ・アーカイブ配信により、広くお客さまがご自宅でも楽しめる取り組みを行います。コロナ禍における希望の光として、この企画を2022年以降の九州公演へと繋げていきたいと考えております。

特別演奏会 with 九州 ~第46回日本フィル九州公演~

【日時】2021年2月22日(月)19:00開演

【会場】Bunkamuraオーチャードホール

    指揮:藤岡幸夫

    ピアノ:藤田真央

【演目】モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》序曲

    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番

    ドヴォルジャーク:交響曲第9番《新世界より》(藤岡版)

【チケットのご案内】

    インターネットでのライブ配信となります。ご自宅などお好きな場所でご覧ください。

    [料金] 1,000円(12/24発売)3か月間視聴可

【購入・視聴はこちらから】

 Member's TVU CHANNEL

 以下のサイトへメールアドレスとパスワードを登録し、届いたメールからURLをクリックしたのち、ご希望の公演を選び、クレジットカード(VISA,MASTER)でお支払いください。

 ※Internet Explorerは対応しておりません。chrome,Microsoft Edge,safari,firefox等でご利用ください。

https://members.tvuch.com/


視聴する際は、ログインし、該当公演またはマイプレイリストからご覧ください。

配信当日は、配信の15分前から映像が切り替わる予定です。

※通信にかかる費用はお客様のご負担となります。Wi-Fi環境での視聴をお勧めします。

  

チケットのお問い合わせ先

大牟田日本フィルの会事務局

TEL:080-4280-2401 

FAX:0944-57-6555

〒836-0046
福岡県大牟田市本町1-2-13 

タツミヤビル2F

市民とともに音楽を奏でて44年。 大牟田事務局長上野さんに聞く、ちょっと“特別“な 日本フィルハーモニー交響楽団「九州公演」 | アナバナ九州のワクワクを掘りおこす活動型ウェブマガジン | [九州の情

クラシックのコンサートやオーケストラと聞くと、敷居の高い話に聞こえるでしょうか。でも、なじみの喫茶店の主人に「今度プロの音楽家が演奏会をひらくから、遊びにいらっしゃい」と誘われたら? なんだか遠い存在だったはずの演奏会も、とたんに親近感が湧いてきます。「音楽のイベントか。友達誘って行ってみようかな」と。  “ 市民とともに歩むオーケストラ ”を合言葉に1975年以来、九州で毎年開催されるオーケストラの第44回公演が今年も2月に開催されます。日本フィルハーモニー交響楽団(@japanphil)は1956年に創立されたプロのオーケストラです。歴史あるその楽団名を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?今回ご紹介するのは、その日本フィル“九州公演”の成り立ちと、楽団と市民の関係についてです。 きっかけは、32回を迎える大牟田公演の事務局長である上野由幾恵さんとの出会いでした。 淹れたてのコーヒーを注ぐ上野さん。『コーヒーサロンはら』ではオリジナルブレンドのコーヒーをはじめ、サンドウィッチやコーヒーゼリーなどが楽しめます上野さんが営む『コーヒーサロンはら』は、大牟田市の中心部のアーケード街の端にある小さなビル2階にあります。グランドピアノとすこしひかえめに流れるクラシック音楽、手入れの行き届いた上品な家具が備わった空間は、外の喧騒と一線を画す素晴らしい喫茶店です。 実は上野さんのお店は、大牟田公演の事務局であり、チケット販売のプレイガイドも担っています。この喫茶店で、毎年80人を超えるオーケストラを迎えるための準備が32年間、一度も途絶えることなく続いてきました。上野さんは、日本フィル九州公演について「市民が支えるオーケストラというのは、世界でも類をみない存在」とおっしゃいます。スポンサーに頼らず、音楽を求める地域の人たちとプロのオーケストラが共に作り上げる演奏会とはどんなものだろう? オーケストラとの交流が30年以上も続いてるって、まちの財産であり、文化と言えるのでは? そんな関心が高まり、上野さんにお話を聞いてみたくなったのでした。

アナバナ

職業や年齢・性別関係なく、オーケストラが聴きたいという方に参加して欲しい。上野さんが見つめる九州公演の未来 | アナバナ九州のワクワクを掘りおこす活動型ウェブマガジン | [九州の情報ポータルサイト]

前編に続き、日本フィル大牟田公演の事務局長上野さんに、オーケストラの魅力と日本フィル九州公演のこれからについてお話を伺います。人口減少と高齢化の問題を乗り越えて、集客数を維持するためにアナバナ 上野さんは、大牟田公演を個人的な思いから始められていますが、お店も基本はお一人で切り盛りしながら事務局を続けられるというのは、ご苦労もあるのだろうと想像します。上野さん(以下、上野) そうですね。大牟田には組織がないんです。12回目からの途中参加というのもあるけど、組織ができないまま見切り発車でスタートしたもんですから。それと、やっぱりメンバーになっていただくためには、自主運営しているんだっていうことをよくわかっていないと、単なる目の前の手伝いだけに終わってしまうということもありました。アナバナ 組織化ということを考えたことはありますか?上野 組織化なんていうととんでもない。目の前の作業に追われて何にもできないまま時間ばかり経ってしまったもんだから。だけど、よその地域も、私みたいに事務局長の立場の人が高齢化している、そういう問題が各地にありまして。ですから、大牟田で今新しい動きが起こっているというのは、注目の的です。アナバナ 新しい動きが起こっているのですね?上野 今、大牟田市は、公演がスタートした時から人口がほぼ半分になってますけど、それに対する対策は一人じゃできないと思うようになりました。それとインターネットの時代になって、私は古い世代だから何にもできないんです。大きな変革ですよね。ですから、どのみちこれは若い方にゆずっていかないとだめかなあと思っています。今年の公演に向けて、若い世代の事務局スタッフが20名ほど新しく関わってくれて、SNSやWEBなどを活用した広報や営業をしてくれています。日本フィルのキャッチフレーズが“市民とともに”、市民一人ひとりと一緒に歩いて行こうという謳い文句だから。そこを大いに活用して、いろんな職業や、年齢性別関係なく、オーケストラが聴きたいという方に参加して欲しいという、そういう姿勢です。かつての自分がそうだったように。アナバナ 新しいスタッフが上野さんの思いを継いでいくというのは楽しみなことですよね。そうした動きが始まってから、これまでと変化をお感じになることがありますか?上野 もう、可能性がいっぱいですよね。それは一人ひとりがオーケスト

アナバナ

開場時、ロビーでウエルカムコンサートを行います


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≪子どもたちの完成を育むミュージックエデュケーション≫

---第45回日本フィル大牟田公演子ども招待への協賛ご協力のお願い---


「市民とともに歩むオーケストラ」をテーマに、九州全体で公演スタートした

活動も今回で45回目を迎えます。

躍動感のある指揮者の動き、たくさんの楽器から生まれる豊かな音のハーモーニーを

子供たちにもっと体感してほしい思い、今回より企画いたしました。


スマホで気軽に音楽を聴ける時代だからこそ、オーケストラの生の音楽を

子供たちにプレゼントしたいです。


オーケストラを体感できるこの機会を、子供達の豊かな感性を育む機会に

していきたいと思います。

皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

【ご支援金合計 5,000円につき、お子様1名を本公演にご招待いたします】


個人の皆様 一口 500円~

企業の皆様 一口 5,000円~


ご支援いただきました皆様は、本公演のプログラムへのはさみ込みにて

お名前をご紹介させていただきます。(匿名も可)


子供たちの為だったら支援したいという方、メッセージ・コメントをいただければ

幸いです。


その他、賛助会員(一口 12,000円/チケット1枚付)も募集しておりますので

お気軽にお問い合わせください。


チケットも絶賛発売中です。


mail:japanphil.omutasprt@gmail.com




日本フィルのメンバーをおよびしてのクリスマスコンサートを企画しています(^-^)

2019年12月22日(日)

【一部】親子コンサート

 11:00-12:00 / ¥2000 (中学生まで無料)

 アンパンマン、ジブリ、ドラえもん、パプリカ他、楽しい音楽がいっぱいです^_^

【ピアノソロ・コンサート】現役音大生によるソロコンサート!

 13:00-14:00 / チケットお持ちであれば無料!

 山田耕作(ピアノのためのかたちの花、赤とんぼ変奏曲)

 ショパン(スケルツォ4番、他)

【二部】大人のクラシックコンサート

 16:00-18:00 / ¥3000

 シューマン(ピアノ五重奏他)

【同時開催】Xmas Marche 12:00-16:00

 場所▶文化会館小ホール

 料金▶一部:¥2000

    二部:¥3000

    子ども無料(中学生まで)

 ※全席自由席となります。

【お問い合わせ】

 TEL:090-5730-0676 / Mail:nanairoribbon.omuta@gmail.com

【プレイガイド】

 ●菅原病院受付●大牟田ビンテージの街(株)事務所●大牟田文化会館●荒尾文化センター

 ●Blanche :080-3379-9255●各協力団体

チケットは11/11(月)より各プレイガイドで販売となります。

 2020年2月15日(土)の公演プログラムは、ヴァイオリン協奏曲とバレエ音楽の2曲です。

べートーヴェンによるクラシカルで重厚な響きのある曲と、もともと舞台芸術のバレエ音楽として作られた華やかでキラキラした印象の曲・・・という全くタイプの違う音楽の組み合わせとなっています。


 1曲目は、ソリストとオーケストラが共演するヴァイオリン協奏曲です。

 2020年は、ベートーヴェン生誕250年の年であり、世界各地で彼の曲が演奏されることでしょう。

 ベートーヴェンは、1770年に現在のドイツのボンに生まれました。17歳の時に、ウィーンにてモーツァルトと面会したり、20歳過ぎのころにはハイドンとも交流があったようです。みなさんご存知のように、彼は20歳代後半より難聴になり、28歳頃にはほとんど聴こえなくなりました。音楽家として聴覚を失うという死にも等しい絶望感から、1802年には『ハイリゲンシュタットの遺書』をしたためて自殺を考えましたが、彼自身の芸術(音楽)への強い情熱をもってこの絶望的状態から蘇りました。彼は「音楽で世界を平和にする」ということを真剣に考えていました。

 1804年からの10年間は交響曲第3番(英雄)をはじめとする6つの交響曲や、ピアノ協奏曲が次々と発表されています。とくに1806年~08年は、『傑作の森』(ロマン・ロランの表現による)と呼ばれる時期です。

今回のヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61は、まさにその1806年に作曲されました。ベートーヴェンが作曲した唯一の「完成した」ヴァイオリン協奏曲です。

 同時期の作品である交響曲第4番やピアノ協奏曲第4番にも通ずる叙情豊かな作品で幸福感に包まれるような音楽ですが、これには彼の真剣な恋(ついに結婚には至らなかったのですが…)の精神的な充実感も影響しているとも言われています。

 メンデルスゾーン、ブラームスの作品とともに、‹三大ヴァイオリン協奏曲›とも呼ばれる傑作です。

 今回のソリストは、ベルギー在住の世界的ヴァイオリニストである堀米ゆず子さん。ベテランといってもいい堀米さんだからこそ、べートーヴェンの重厚な音楽を受け止めて、オーケストラと対峙して(舞台の上でたった1人でオーケストラと張り合うソリストさんってスゴイ!ですよね)豊かで素晴らしい音色を響かせてくださることでしょう。


2曲目は、プロコフェイフ作曲のバレエ音楽《ロメオとジュリエット》 ラザレフ版 です。

 作曲したプロコフェイフは、1891年 帝政ロシアの時代に現在のウクライナ地方で生をうけ、早くから音楽家として活躍しました。1917年ロシアが革命の嵐に包まれる中で祖国を離れることを考え始め、27歳の時にアメリカへ亡命することを決意してシベリア鉄道にてモスクワを発ちます。当時の船便の都合で 6月に日本の駿河港に上陸し、8月初めまでの間に、東京・京都・大阪・奈良・軽井沢など各地を訪れました。このプロコフェイフの日本滞在は、西欧の大作曲家の最初の日本訪問であり、音楽評論家らとの交流もあり、日本の音楽界に少なからず影響を与えたとされています。8月2日に離日し、サンフランシスコに上陸後9月にはニューヨークへ到着しました。その後、32歳の頃にはフランスを拠点として活動しましたが、次第に祖国を離れていることに耐えられなくなり、さまざまな芸術的制約を受けることを覚悟のうえで42歳になってロシアに帰国しました。

 

 帰国してすぐ、レニングラードの劇場から新作バレエ音楽を依頼され、シェークスピアの戯曲《ロメオとジュリエット》を選んで作曲を開始しています。作品はきらびやかで華やかなバレエの舞台とともに評判となり、プロコフェイフは祖国で新たなスタートをきりました。その後、第2次世界大戦の時代を経て1953年に亡くなりました。

 「ラザレフ版」というのは、バレエの舞台に合わせて作られた組曲の中から、ラザレフがオーケストラ公演向けに曲を抜粋し、組み立てなおしたものをさします。

 現在ロシアを代表する指揮者であるアレクサンドル・ラザレフ。彼がボリショイ劇場の黄金時代を築いた経験をいかして、並々ならぬこだわりと厳格さで曲を選定しているのが今回のプログラムです。首席指揮者として何年間にもわたって培ってきた日本フィルとの信頼関係を存分に発揮し、強烈な斬新さ、保守的な古典性などさまざまな表情を見せるプロコフェイフの曲調を個性的なタッチで色鮮やかに描き出していきます。

 音楽は人が奏でるもの。プロの演奏家たちが奏でる生の音楽のエネルギーと感動はなにものにも代えがたいものです。大牟田に音楽が溢れるひと時準備して、たくさんのお客様をお待ちしています。


    < 日本フィルハーモ二―交響楽団  ・  大牟田日本フィルの会  >


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